スポーツ書籍店

温故知新
この本のテイストは、「サムライ野球」だろうか。沢村、別所、青田、藤村といった伝説の豪傑たちが暴れまわっていたプロ野球創世期の話のような興奮を感じる。
日本リーグ創設以前、物も無い、金も無い、設備も無い、けれども三度の飯よりアイスホッケーが好きな連中が一心にパックを追い続けてきた姿が描かれている。

今、日本のアイスホッケー界は存亡の危機とさえいえる。もう一度、ホッケーで人々を感動させるためにも、先人達がどのような思いでホッケーに取り組んできたかを認識することが大切なのではないだろうか。